iPad のテレプロンプター、ブラウザのタブから
原稿を読む画面としては iPad がいちばん楽です。スタンド、読む距離、文字サイズ、ハーフミラー用のミラーモード、そしてキーボードが足すもの。
なぜタブレットが楽なのか
プロンプターを成り立たせているものの大半は距離です。画面は、目線がほとんど動かない くらいレンズに近く、なおかつ 30 センチ先のものに焦点を合わせているのが見て取れない くらい顔から遠くなければなりません。スマートフォンはそのどちらかを選ばせます。 iPad はハードウェアのプロンプターのガラスとだいたい同じ大きさなので、自分から 2、3 歩下がった位置に置いても、まだ楽に読めます。
タブレットが買ってくれるものは、ほぼそれだけです。ツールはどの端末でも同じで、変わ るのは画面の大きさです。
距離、文字サイズ、行の長さ
文字サイズは 24 から 96 まであり、44 から始まります。数字を選ぶのではなく、iPad を 実際に置く場所に置き、自分が立つ場所に立ち、「再生」を押して一段落を声に出して読ん でください。語を取りに行っている感じがあるなら 2 つ上げます。1 行がだいたい 6 語より 少ないなら、下げてください。
範囲の上限まで来てもまだ目を細めているなら、問題は設定ではなく距離です。iPad を カメラに近づけ、カメラを自分に近づけるか、少し引いた画角を受け入れてください。 かろうじて読めるだけのプロンプターは、独特の平板な話し方を生みます。注意の大半が、 話すことではなく解読に回るからです。
立てる
iPad はレンズのすぐ横、目の高さで、画面が正面を向くように角度を付けたがっていま す。タブレット用のクランプを付けた三脚ならきちんとそうなります。カメラの後ろの机に 置いたスタンドでも十分です。iPad の上端がレンズのはるか下ではなく、レンズの近くに ある限りは。
録る前に 2 つ確かめてください。光沢のあるタブレットの画面は背後にあるものを映すの で、窓やキーライトが映り込まなくなるまで数度傾けます。それと、ライトスタンドに載せ たタブレットは見た目より重いです。スマートフォンを保持できるクランプが、こちらも 保持できるとは限りません。
ステージはタブレットではなくウィンドウに合う
ステージはブラウザのウィンドウに合わせて大きさを決めます。ブラウザを細いウィンドウ にしたり、別のアプリと並べたりすれば、ステージもそれに合わせて細くなります。行は 早く折り返し、読み位置ラインは、いまのステージが何であれ、その真ん中を横切ったまま です。
たいていはそれで問題ありませんし、たまにはそれが狙いです。画面の半分で通話し、もう 半分で読んでいるなら、文字サイズは上げることになると思ってください。段がずっと細く なり、1 行の語数もそれに合わせて減ったからです。
キーボードが足すもの
ハードウェアのキーボードをつなぐと、ショートカットがいちばん速い進め方になります。 スペースキーで再生と一時停止、M でミラーの反転、F で全画面です。Cmd+V なら、先に枠 をタップしなくても原稿がそのままページに貼り付きます。新しい下書きを iPad に載せる いちばん速い方法です。
カーソルが原稿の枠にあるあいだ、ショートカットは効きません。原稿に「ミラー」と打ち 込んだせいで画面が反転しないようにするためです。それと、Tab でコントロールに移った 後は、スペースキーは送りを始めるのではなくそのコントロールを押します。どのページの どのボタンでも同じ振る舞いです。
キーボードがなくても、ショートカットがやることには、すべてステージ下端の操作バーに ボタンがあります。
ミラーモードとハーフミラー
タブレットは、たいていのハーフミラーの装置が中心に据えている画面です。iPad をフード の中に画面を上にして寝かせ、その上に半透鏡のガラスを斜めに置き、あなたはガラス越し に反射を読み、カメラは反対側からガラス越しに撮ります。目線はレンズの軸の上に乗り、 これがこの方法で得られるいちばん目が合った状態です。
反射は文字を左右に入れ替えるので、鏡に入れる前に原稿を反転させておかなければなりま せん。それがミラーのコントロールのやることです。反転するのは原稿だけなので、見下ろ したときの操作バーは読めるままです。装置がいつもそう動くなら、 ミラーをオンにした状態のステージを開くこともできます。組み方の残りは ミラーモードのページにあります。
画面を反射させるものが何もないなら、ミラーはオフのままにしてください。ガラスがなけ れば、文字を正しい向きに戻すものがありません。
色と、画面から出てくる光
操作バーには文字色と背景色があります。iPad ではこれは好みというより照明の判断です。 この大きさのタブレットを顔の近くに置けば、それは画の中の光源だからです。
白いステージはやわらかい光をあなたに返します。暗い部屋ではただのフィルライトになり ますが、iPad が近ければ顔の片側を飛ばすこともあります。文字だけ明るい暗いステージ は、暗い部屋では消えます。iPad がレンズの横にあって、眼鏡に四角い反射を写したくない ときはこちらです。決める前に、それぞれで 1 テイク試してください。
複数の原稿と、それぞれの長さを知ること
操作バーには原稿の切り替えと、新しい原稿を作るボタンがあります。導入、3 つの本編、 締めからなる作品は、途中で自分の位置を探す長いスクロール 1 本ではなく、5 本の原稿に できます。「先頭に戻す」は、開いているほうの先頭へ戻します。
再生まわりの隣には所要時間があり、送りが使っているのと同じ 1 分あたりの語数から 出しています。原稿を切り替えると、所要時間もそれに合わせて変わります。2 本めが 4 分 あることを、録った後ではなく録る前に知るのはこのやり方です。
iPad 自体がカメラのとき
iPad 自身のフロントカメラで撮るなら、原稿を同時に同じ画面に置くことはできません。 カメラのアプリがすべての前面にいます。原稿には 2 台めの端末を使うか、別のもので撮っ てください。同じ問題の小さい版は iPhone のページにあります。
原稿の置き場所
原稿はこの iPad のこのブラウザの中にあります。アップロードされず、同期もされないの で、ノートパソコンで書いた原稿がここで待っていることはありません。貼り付けて持って きてください。そして原本は自分の手の届くところに残しておいてください。このブラウザ のデータを消せば、原稿も一緒に消えます。
テレプロンプター本体はトップページにあり、このページが書いているのと同じ ステージです。